こんにちは。おおさわ歯科医院の歯科衛生士 中川です。

前回のブログでは、おおさわ歯科医院がどんな治療をしているのか、歯科衛生士 益子がお話してくれました。

私たち歯科衛生士は主に歯周病の治療をメインに行っています。

なので、今日は私が歯周病についてもう少し詳しくお話させていただきたいと思います。

 

◆歯周病ってなに?

 

『歯周病』という病気は、最近ではテレビなどでもよく取り上げているため、聞いたことがある人もいらっしゃると思います。歯周病とは具体的にどんな病気なのでしょうか。

 

「歯周病って、歯槽膿漏のことだよね」

「歯肉から血が出るって聞いたよ」

「歯肉が痩せて歯がぐらぐらする病気じゃないかな?」

 

患者さんに窺うと、こんな言葉が返ってきます。

どれも正解で、歯周病の特徴的な症状ですね。

ではなぜ歯肉が腫れたり、痩せたり、血が出たり、歯がぐらぐらすると思いますか?

 

実はその原因は『歯周病菌』です。歯周病は、歯周病菌という細菌による感染症なのです。

歯周病菌の中には血液が好物の菌もいます。自分のエサを手に入れる為、毒素を出し、歯肉を腫れさせ血が出やすいようにします。そして同時に『歯が植わっている顎の骨を溶かしてしまう』んです。土台の骨が溶けてしまうので、骨の上に乗っている歯肉が痩せたり、歯がぐらぐらして、最後には抜けてしまいます。

 

骨が溶けて歯が抜けてしまうって、とっても怖いですよね。

しかも溶けた骨は自然にはほとんど戻りません。

ずっと自分の歯で美味しくご飯を食べるためには、できるだけ早く自分のお口の状態を知って、歯周病の治療を始めた方がいいのです。

 

◆歯周病の検査と治療

 

今、自分は歯周病にかかっているのか?皆さん気になると思います。

実は成人の80%以上が歯周病に感染しているというデータがあります。

世界一感染者の多い感染症としてギネスブックにも載っているのです。

こんなに感染者が多い病気なのに、歯周病の恐ろしい特徴として、『自覚症状が少ないので、自分では歯周病の進行に気付きにくい』のです。

つまり「痛くないから自分は大丈夫だろう」と思っては危険です。

おかしいな?と思った時には、歯周病はすでに重症であることが多く、大切な歯を抜かなければならないかもしれません。

 

歯周病の治療は、歯周病が進行しないように、痛くない・症状が無いうちから予防的に行うことがとても大切なのです。

それに、歯肉が赤く腫れ、痛くなってからの治療は患者さんもとても辛そうです。

定期的にチェックをして軽度の状態を保てれば、治療時の痛みも少なく、時間や金額的にもお得で、そして何より放っておいたら助からなかった歯が助かって、ずっと美味しくご飯を食べられるかもしれません。

 

「こうなる前に、歯医者さんに行っておけばよかった…」

このお言葉は、歯周病の治療をしていると何回もお聞きします。

自分で「大丈夫だろう」と思っても、歯周病の検診には行ってみてください。

本当に大丈夫かどうかを、ぜひプロの目に確かめてもらってくださいね。