セレック治療

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最短1日で綺麗な白い歯が作られるセレック治療

最短1日で綺麗な白い歯が作られるセレック治療

セレック治療とは、デジタル技術を活用して、短時間で高品質なセラミック補綴物(クラウン、インレイ、オンレイなど)を製作・装着する治療法です。

従来の歯科治療では、物理的なインプレッションを取るために患者の口の中に材料を入れる必要がありました。また、制作には長い時間を要するため、何度も通院する必要がありました。

セレック治療では、専用のカメラを使用して歯をデジタルでスキャンし、3Dモデルを作成します。得られたデジタルインプレッションを基に、コンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアを使って補綴物のデザインを行い、デザインされた補綴物はセレックのミリングマシンを使用してセラミックブロックから削りだされます。この工程はクリニック内で完結するため、通常は1回の来院で補綴物が装着可能となり、極めて速く詰め物の処置が行えます。

保険治療とセレック治療の違い

保険治療とセレック治療の違い

一般的に保険治療で使われる詰め物や被せ物は、素材の面で歯との隙間から細菌が浸入し虫歯が再発する可能性が高いと言われています。また、作製に時間が掛かる都合上、窩洞を仮封して一旦帰宅する為、次回来院までの間に空洞内に汚れが付着する可能性もあり、その状態で詰め物をした場合は二次感染を引き起こしてしまい、治療したはずが症状が逆に悪化してしまう可能性も指摘されています。ある疫学調査では、平均すると5年程度で再発してしまうという報告もあります。

一方、セレック治療で作製した詰め物は耐久性や衛生面に優れており、再発リスクも極めて低く抑えられています。実際に、18年間で80%以上の生存率を示している報告もあり、その実績により世界中で30年以上使われています。

セレック治療のメリット

メリット1
迅速な治療

従来は数週間かかることが多かったセラミック補綴物の製作が、1回の来院で終了することが可能になりました。これにより、再来院の手間や時間を省くことができます。

メリット2
精密なフィット感による持続性

従来の補綴物の製作には、口腔内に材料を詰めてインプレッションを取る必要がありましたが、固定中にむせ返る反射を引き起こすリスクや不快感だけでなくズレが発生する可能性がありました。デジタルスキャンによって得られる3Dモデルは非常に精密で、これを基に製作される補綴物は歯にぴったりとフィットします。これにより、快適な噛み合わせや長期間の持続性が期待されます。

メリット3
高品質な材料による耐久性と安全性

セラミックは、強度や審美性に優れており、天然の歯に非常に近い外観や感触を持っています。適切なケアを行えば長期間にわたって持続することが期待されます。また、金属を含まないため、アレルギーのリスクが低くなっています。

セレック治療のデメリット

デメリット1
セラミックが破損する可能性がある

セレック治療に限りませんが、セラミックは陶器と同質の素材で作られている為、強い衝撃や力が加わると破損するリスクがあります。前歯に使用した際はスポーツでの強い接触や転倒によって、奥歯では歯ぎしりなどの力が加わると割れる可能性があります。但し、セレック治療の場合は歯列データが保存されているので直ぐに修復は可能です。

デメリット2
保険適用されない

審美目的にも含まれる為、保険が適用されません。従来のセラミック治療よりは比較的安価で行えますが、保険診療と比較すれば高額になります。

デメリット3
対応できない症例もある

圧倒的な短期間・自費診療としては比較的低コスト・そして高い精度でセラミック治療が可能なセレックですが、すべての症例に対応しているわけではありません。単独歯を作成する都合上ブリッジへの導入が行えない他、症例によってはセレック治療を行うことはできません。

セレック治療の流れ

STEP01

デジタル印象

口腔内スキャナーを使用し、光学スキャニングを行います。従来の型取りに比べて精密かつ快適に口内の情報をデジタルデータ化することができます。

STEP02

デザイン~加工

細かい調整作業を行った後、データを元にセラミック義歯を専用機器にて作成します。

STEP03

施術

作成したセラミック義歯を歯に詰めたり被せたりして、治療は終了です。お疲れさまでした。

セレック治療の注意点

治療前
事前確認や相談を必ず行ってください

セレック治療を始める前には、歯科医のカウンセリングをしっかり受け、質問などありましたら積極的に伺ってください。セラミック治療でもあるセレック治療は、審美目的もありますが長期的な治療として行われます。また、金額以外は手軽だからといって無理に導入して嚙み合わせが悪くなってしまった、となっては元も子もありません。自分の歯のトラブルがセレック治療によって解決されるのか、納得するまでご質問ください。

治療中
作製されたものについては、患者様もしっかりご確認ください

セレックで使用するセラミックブロックと、患者様ご自身の歯の色調が、合わない場合があります。特に前歯でセレック治療を導入した際に、他の歯と色が合わず、大きな違和感になってしまう可能性もあります。歯の色合いや形状など、作製されたものについては必ず患者様ご自身もご確認ください。

治療後
セラミック治療は、治療後が本番です

セレック治療もそうですが、セラミックの歯を長く使うためには治療後のケアがより大切になっています。セラミック自体が虫歯になりづらく長持ちする素材とはいえ、リスクがなくなることはありません。特に、取り付けた後の歯が虫歯になった場合は、治療は困難になるケースもあります。日頃の歯磨きやフロスだけでなく、定期的な検診を行い口内の状態をしっかりとチェックされてください。